11月3日(木) 塔ノ岳(表尾根)

11月3日(木) 塔ノ岳(表尾根)

コース)秦野駅~(バス)~ヤビツ峠~二ノ塔~三ノ塔~烏尾山~塔の岳~大倉~(バス)~渋沢駅

メンバー)6名

コースは健脚者向きの丹沢縦走ルートでしたが、快晴で気温も予報23/13℃。風のない場所の登攀中は汗ばんで、風のきつい稜線や休憩で寒くなると言った気温でした。この体感温度が稜線上での休憩を最短にしてまずまずのペースで縦走することができました。秦野駅のバスを待つ列はいつも通り長蛇でした。メンバー4名は予定どおり7:40のバスに乗れましたが、列後部の2名が次のバスとなってしまいました。ヤビツ峠で後発のバスを待つ間に、ゆっくり歩くことを意識して2名が先発。この時、リーダーは、ヤビツ峠で先頭の足取りがいつもより軽やかであることが印象に残っていて、この後「あれ?全然追いつけない~」という事態に至ります。後発のバスが7、8分ほど後に到着し9:35頃から先発2名の後を追って出発。天気が良く、「雨女、雨男も汚名返上だ」とか言いながらでしたが、登りに入って「暑つ~」という状態になり先発隊を追うピッチも上がらず、また抜群の景色で、関西出身で“ほとんど富士山見られない男”とにわか命名されたメンバーも汚名返上で富士山がくっきりと見え始めて、先発隊を追うこともおろそかに時折写真撮影。富士山や丹沢の山々の高度感ある風景を堪能しながらの山行でした。先発の2名を心配しながらでしたが、だんだん「先発隊の方が、遅くなっている我々のことを心配しているのでは?」との声が上がったとか上がらなかったとか。途中、昨年参加のメンバーが苦戦した今回の焦点の鎖場。リーダーの鎖場通過のう・ん・ち・く・が功を奏したか(?!)悲鳴を聞くこともなく無事通過。そして最後尾を守る新人メンバーが、“これぞ六甲山で培った歩行技術“とばかりに鎖を使わずに通過。「あーあー、鎖使わなくても通過できること、証明しちゃった!」っという事態。結局、先発隊に追いついたのは先発隊が昼食を終わった休憩中の新大日。後発隊もそそくさと昼食して全員で塔の岳を目指しました。相模湾に伊豆大島はもとより三浦半島の先に房総半島も見ることができ、ベテランメンバーから「房総半島が見えるのは珍しい」との言。塔の岳到着は14:10頃で昨年より出発が1時間以上遅かったですが昨年より若干の遅れ程度の到着で上々のペース。頂上は思ったほど風はなく、途中抜きつ抜かれつしていた若手外人さん御一行と山頂写真を取り合ったりしました。日没もあるのでコーヒーを楽しむ時間もなく下山開始。下山は最ベテランメンバーがフロントローでリーダーのペースメーカーとなり、西日に生える紅葉を見ながらの下山。時折、古参メンバーの絶妙な指示のおかげで大倉バス停到着は17:15頃。ぎりぎりヘッドライトなしでの下山でした。健脚者向きの7時間程度の行程ながらもメンバーそれぞれが、自分の経験に応じて的確に役割を演じて、ペースメーカーとなった方、メンバーのペースで(必死に?!)ついて歩いた方、時々助言をくれた方、しんがりを守ってくれた方、別のメンバーと談笑しながら歩いてくれた方など、不承不承のリーダーを助けてくださり楽しい山行となりました。

コースタイム)ヤビツ峠9:35→10:39二ノ峠10:48→10:57三ノ塔11:11→11:39烏尾山荘11:54→12:09行者ケ岳12:23→13:05新大日13:33→14:13塔の岳14:37→1502花立山荘1509→15:57駒止茶屋15:59→17:14大倉(Yamapより)

コメントを残す