7月30日(火)~31日(水) 北横岳~双子山(北八ヶ岳)

7月30日(火)~31日(水) 北横岳~双子山(北八ヶ岳)

コース)

30日 11:00北八ヶ岳ロープウェイ頂上駅〜11:40北横岳ヒュッテ〜北横岳南峰〜12:00北峰〜13:00亀甲池〜14:10双子池ヒュッテ 泊
31日 7:00双子池ヒュッテ〜7:40双子山〜双子池ヒュッテ〜10:15雨池〜11:30雨池峠〜雨池山展望台〜雨池峠〜坪庭〜12:50北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅

メンバー)1名

平日と言うのに満席のあずさ1号で茅野まで。1時間に1本のバスでロープウェイ山麓駅まで。遅れたあずさと、トイレ行きのお客さんまで待ってくれるバスにほっこりしながら、そのままロープウェイに乗り山頂駅に到着。お昼から雨模様の天気予報通り、溶岩帯の坪庭は真っ白な霧の中・・・坪庭見学は翌日に、北横岳を目指してスタートしました。北横岳ヒュッテに着いた頃からポツポツと雨が落ち始め、北横岳南峰、北峰ではしっかりと雨・・・何も見えない真っ白な中、写真だけ撮って、ここでお昼休憩と思っていたのも諦めて亀甲池へと急ぎ下り始めましょう。途中、真っ黒ウエアの違和感ありありの若者のグループが。カメラやレフ板など持って、聞けば撮影隊との事。イケメン外人さんとスラッとした美女モデルさんが岩の上でばっちりポーズを決めています。「アチ〜」「もう足上がりませんよ〜」とスタッフさんの声・・・そりゃ山の中でそんなまっ黒けは暑いでしょう、遭難したって見つけてもらえないよー。あの雨の中、あの人たちどうしたんだろう・・・北横岳までは結構人が多かったのに、そこからは急に誰もいなくなってしまいました。ごろごろ岩の道をぐんぐん下り、途中からは森の中を一人歩き。雨は止まずぬかるみ始め、木の根や岩も多く滑る足元を注意しながら進んで行くこと1時間、やっと亀甲池に到着です・・・が、もうお腹ぺこぺこで倒れそう(泣)。ちょっとの木陰でやっとパンひとつを立ち食いし、少しパワーチャージ!!ここから双子池を目指し、もう少し下って行きます。今回のコースで一番標高低いのが、目指す双子池。倒木も多く、倒木が苔に覆われ、次世代の若い木が育ち始めている神秘的な森の世界。写真を撮らずにはいられなく・・・すっかり本降りの雨の中、写真撮ってる場合じゃないぞー、早く進めー、手袋もスマホもびちょびちょじゃん!とほんとに誰もいない中1人突っ込みを入れながら泣き笑いしながらの、森の世界にお邪魔した怪しいヒト・・・道迷いしそうな中、ところどころに結んであるピンクテープを頼りに、ようやく雌池に到着!雌池沿いのぐちゃぐちゃ道をぐるっと回って、無事にヒュッテに到着しました。SNSで見ていた通り、案内された大部屋にはモンベルのテントが綺麗に並んでいます。ここではコロナ以降、1人に1テントを用意し、その中に布団を敷いて寝る仕組みにしたそうです。テント横には個人スペースも有り、荷物も広げられるし、テントの中では1人静かにゆっくり寝られました。暑い季節は嫌だけど、ここでは暑い心配無いでしょう。結構良いかも。途中、誰も来ないんじゃないかと心配でしたがこの日の泊まり客は5歳の男の子を含め5組9人。夕方には止む予報の雨は夜中降り続けましたが、翌朝には快晴!透明度の高い雄池には綺麗に空や木々が映り、鏡のよう。残念ながらオオサンショウウオには会えませんでしたが、大満足の景色でした。小屋に案内のあった「山小屋Wi-Fi」。そこで有料契約をすると衛星電波を使えるそう。2時間300円と24時間600円。2時間じゃ仕方がないので600円契約してみましたが(KDDIがやっているのでauユーザーは無料との事)使えるのはほんの狭い場所でのみ・・・入口付近で立ってしか届かないという状態でした・・・残念でしたが、安否連絡が出来たのでヨシとしましょ。朝食後、ヒュッテを出発し双子山へ。広い山頂からは360度の展望が開け、昨日の雨のご褒美の雲海が広がり、全部を独り占めでした。ヒュッテまで戻り次の池、雨池を目指します。標高差もほとんど無く、低い笹に囲まれた細い道で、濡れた笹でまたびちょびちょになった以外は歩きやすい道でした。雨池もとても綺麗な池で、昨日食べ損ねたお弁当を食べながらゆっくり休憩するのはもってこいの場所でした。そこから雨池峠までぐい〜っと登ります。峠は色々な方向からの登山道が交差する所で、急にたくさんの人が行き交っています。そこから雨池山展望台まで急な岩場をひと登り。登った甲斐のある素晴らしい眺めを満喫出来ました。あとは高原らしい木道を気持ち良く歩き、縞状に独特の枯れ方をしている縞枯山を眺め、昨日素通りした坪庭を一回りしてロープウェイで下山しました。ゴツゴツ岩の登り下り、木の根や倒木、ぬかるみでの足元注意、森の中や笹に囲まれての道迷い注意、お天気も雨から快晴と盛りだくさんで充実の山行でした。

 

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