10月19日(日)東京労山北区連盟交流山行(子ノ権現 埼玉県飯能市)

コース)西武線西吾野駅(10:10発)~小床橋~柿ノ木峠~子ノ権現(11:40着, 12:50発)~浅見茶屋~不動滝~東郷公園前~西武線吾野駅(14:30着)

参加者)田端雪稜山岳会3名、東京緑峰クラブ1名
淡歩歩山の会4名、ゲスト1名  計9名

 

東京労山北区連盟は東京都勤労者山岳連盟(略して東京労山)の地区組織で、田端雪稜山岳会、東京緑峰クラブおよび当会の三団体が加盟。相互の親睦を図る目的で交流山行を持ち回りで年3回開催しています。しかし、今年は3月に予定した東京緑峰クラブ主催の山行が雨天中止。続いて4月の田端雪稜山岳会主催の山行も雨天中止。もし、今回の当会主催山行が中止となると今年は全敗という結果に!! そのような事態は絶対に避けなくてはと、実行担当者として二ヶ月前から寺社仏閣に参拝して好天祈願を行なってまいりました。(半分ウソ)祈願に邪念が入っていたため、空一面曇で覆われ予報も曇り時々雨という残念な状態で当日を迎えてしまいましたが、中止するほどの本降りにはならず、なんとか予定通りに開催することができました。神様仏様、そして参加者の皆様に感謝する次第です。

 

毎度のことで余計な話が長くなってしまいました。山行報告に移ります。

子ノ権現(天龍寺)は天台宗の寺院で足腰守護の神仏として知られ、拝殿脇に置かれた巨大な鉄わらじで有名です。登山愛好家から見れば伊豆ヶ岳からの縦走コース終着地、あるいは天覧山から続く飯能アルプスの終着地(飯能アルプスの終わりは伊豆ヶ岳、更には武甲山であると主張する強者もいるそうです)であり、この山域の重要ポイントです。今回はここに行って参加者同士の交流を深めると共に、参加できなかった方を含む北区連盟全関係者の足腰健常を祈願することにしました。

 

西吾野駅9時59分着の電車が到着して参加者9名全員集合。雨が降り始めたがカッパを着るほどの降りではない。点呼を兼ねた自己紹介をして10時10分過ぎに出発。駅から一旦下って国道299号線を横断してしばらく南下。次に小床橋で高麗川を渡って小床集落に入る坂道を進む。この道は谷合いに作られており昼間でも暗いうえ両脇には墓が点在しており少々薄気味悪い感じがする。(ここに住まれている方には失礼かもしれず申し訳ありません)

そんな道を25分程歩いて山道に到着。山道はしばらく沢筋を進み、やがて尾根に取りつくように登っていく。適度な登りで徐々に高度を上げていき林道にぶつかると目的地もあと僅か。この林道を歩いても良いが本日は一応山行なので再び山道を行くコースに足を進め、約5分で子ノ権現参道入口に到着。雨模様ということもあり参拝者はほとんどおらず寂しい雰囲気が漂う。大きな仁王像二体の間をおどおどと歩いて11時40分拝殿に到着。各自足腰その他の祈願をした後、例の鉄わらじをバックに記念撮影。わらじの隣にはこれまた大きな紅白の夫婦下駄が置かれているが、こちらはあまり知られていない。

続いて境内の奥へと進むと、道下に巨大な白い手(左右両手)が出現!! 手のひらを大きくひろげて何か下さいと求めているようにも見えるがこれは一体? 調べたところによると、地元にアトリエを構える彫刻家が寄贈したものとのこと。しかし、あまりに大きすぎて置き場所に困り、結果として境内の奥まった当場所に落ち着いたとか。これは鉄わらじ以上のインパクトあり。

巨大なオブジェを3つ(わらじ、夫婦下駄、白い手)見たところで昼食会場へと向かう。場所は参道入口向かいの小高い広場に建つ東屋で今日のような天気には最適な場所。面白いことに中央には火が使える囲炉裏が設置されている。すぐさま昼食懇親会が始まり、各自持参のアルコール飲料の他、ワイン、日本酒、更にはオリジナルつまみ(名前は聞き忘れました)や いつもの味噌スープもふるまわれてあっという間に1時間が経過。話し合いの結果、吾野駅14時37分の電車に乗ることを目標にして12時50分下山開始。駅までここから5㎞、標準コースタイムは1時間30分なので何事もなければ十分間に合う計算。最初の30分は九十九折の山道を足元と時間の両方に気を使いながら下り、舗装路に出た後は各自のペースで浅見茶屋(手打ちうどんで有名)や滝不動脇を通過し、14時には全員が東郷公園前まで到達。駅まで1.3㎞と記された標識に従って右の小道に入り、最後の坂を登り切って西武秩父線の線路を眼下に見ながら道なりに歩いてしばらく行くと吾野駅に到着。時間は14時30分少し前で目標とした電車に全員乗車。これにて本日の山行は無事終了。参加者の皆さんお疲れ様でした。

交流山行はまだまだ続きます。来年はぜひ好天のもと3回全て実施できることを願うとともに、多くの方が参加されることを望みます。

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