8月20日(日) 塔の岳
8月20日(日) 塔の岳 (槍ヶ岳登山へ向けてのトレーニング登山)
コース)大倉バス停~観音茶屋~駒止茶屋~堀山の家~花立山荘~金冷し~塔の岳山頂(ビストンで来た道を戻り)大倉バス停
メンバー)3名
トレーニング登山は日光男体山で計画をしていたのだが、前日の山の天気によると、日光男体山は雨の確率100%、落雷確率も高い、との予報。いやいや、わざわざトレーニング登山で、こんな悪条件の所にわざわざ行く必要はないよね、と急遽、ほぼ同じ標高差を登る塔の岳登山へ計画変更。暑いんで早出早帰を目指し、一番遠いリーダーが始発で行ける時間の渋沢駅発7:18の大倉行バスに乗車の計画。渋沢駅で集合し、バスに乗車し7:35に順調に三人で登山開始。和やかに談笑しながら歩きだすも、暑さに徐々に身体を蝕まれ、2人は滝のような汗の放出が止まらない。しかし、唯一1名は涼しげな顔で「いや、僕も汗かいてますよ」と言ってるが、どこが!?という別次元の爽やかさ。暑さの中、歩みが亀のごとく、ノロノロとしか進まない。爽やかなメンバーは軽やかな足取りで足を進めるが、「いや、それ、速いから!もっとゆっくり行って」ともう一人が言ってくれてサンキューと心の中で感謝したリーダー。実はそう言ってる横では更に早いスピードで私らを追い抜いていく登山者たち。。。「いや、他の人はもっと速いけど、、」と決まり悪そうなメンバー。でもねっ、他の早い登山者たちはきっとスペシャリストだったんだよね。今日はたぶん私らのような一般ピープルの登山者はいないんだよ!と亀のような歩みは他にいないことを慰めあう。駒止茶屋あたりから、辺りにガスがたちこめてきて、直射日光攻撃を免れ、ほっと一息。ずっと直射日光が続いていたらきっと登山継続は無理だったかと思われる。やっと涼しくなり、何とかよろよろと歩みを進め、茶屋ごとに毎回しっかり休みをとり、何とか山頂に到着したのが12:23。5時間近くかかってしまった!塔の岳は何度も登っているが、大体3時間程度で山頂に着くので登山計画もそれぐらいで立てていたが、まさかの2時間も余分にかかってしまった。そこでゆっくり休憩し、13:30に下山を開始し、大倉バス停に戻ったのが16:30。いや~9時間もかかってしまった!最長時間かも、塔の岳で。ちなみに普段のコースタイムは6時間。真夏の塔の岳は初体験だったから仕方ないか?でも1名は楽に6時間を切れそうな余力が溢れていた。
トレーニング登山、これ、トレーニングになったんだろうか?不安しか残らなかった。いや、きっと一番不安に思ったのは余力を残したメンバーだったかも。「この人たち本当に槍ヶ岳に登れるんだろうか?」と。どうなんでしょう?頑張ります、きっと向こうは涼しいはずだからここまで酷くはないかと思われます。私らを軽々と抜かしていった他の登山者たちに私らが槍ヶ岳に登るなんて恥ずかしくてとても言えません。(言うことはないけど)
今回の山行で特筆すべきWONDERFULLだったのが、メンバー持参のシャーベット。会のメンバーに花立山荘でかき氷でも食べてきて!と送り出されたのだが、思いがけず、花立山荘で食べれたのがジュースを凍らせて持ってきてくれたものが丁度溶けかかった美味しいシャーベット状に。これがすごく良かった!次、私も真似よう。そしてもう一つの特筆は、ズボンを膝まで汗でぐっしょり濡らした姿。うーん、それはもう、トイレに間に合わずにそうなってしまったのか?というぐらいの濡れっぷり。帰りの電車でも座ると気持ち悪いからと難くなに座るのを拒否して立ち続けてました。お疲れ様でした。いや、今回は槍ヶ岳に向け気を引き締めねば!という精神的なトレーニングになったと思われます。