9月7日(木)~9月9日(土)槍ヶ岳

9月7日(木)~9月9日(土)槍ヶ岳

行の交通)①9/6バスタ新宿(高速夜行バス)22:55→3:55平湯温泉 9/7平湯温泉(路線バス)6:30→6:55上高地バスターミナル②9/6バスタ新宿(高速バス)15:55→19:13松本(泊)→9/7 5:30(予約ライナー)→7:05上高地バスターミナル ①+②で合流しスタート

コース)

9月7日 上高地7:15→8:30徳沢9:12→10:43横尾(昼飯)11:17→12:44槍沢ロッジ{泊}

9月8日 槍沢ロッジ5:07→5:35ババ平5:44→7:06(天狗原)分岐→8:15坊主岩屋下→9:28槍ヶ岳山荘{昼飯・泊}

9月9日 5:03(⇔槍ヶ岳往復)→6:11槍ヶ岳山荘6:48→6:56飛騨乗越→8:03飛騨沢千丈乗越分岐→9:43槍平小屋(昼飯)10:20→11:08藤木レリーフ→11:15滝谷避難小屋→12:38白出沢出合→13:22穂高平小屋→13:56小鍋谷ゲート→14:14新穂高温泉駅~新穂高ロープウェイ駅発(路線バス)14:55発→15:28平湯温泉→徒歩3分の日帰り温泉・ひらゆの森→平湯温泉発(高速バス)18:05→22:45バスタ新宿

メンバー)2名

三人で参加予定だったが1名が最後まで参加に向けての必死の努力空しく仕事の関係で一週間前に無念のキャンセル。これが暗雲の一つ目。二つ目の暗雲は台風13号が正に直撃予報。。どうなる、この山行は!?波乱含みの中、参加者同士メールで連絡を取り合い、とりあえず行ける所まで行こう!と予定通り出発。

しかし初日は嬉しい誤算での素晴らしい晴天。青空の元、上高地を気持ちよく散策。徳澤園では、名物のコーヒーソフトをベンチに腰掛け周りの美しい景色の中で、すっかり観光気分でまどろむ。1名はこの徳澤園が気に入ったようで山登りしないでここにだけ家族で来てもいいな~と頭の中でお気に入り登録してた様子。そしてそこからやはりダラダラと横尾まで歩みを進め、そこで朝ごはん兼ランチ。その後、横尾の分岐からはいよいよ登山道に変わる。すると、それまでのダラダラ歩きから突如、彼のギアが入り歩みのスピードが上がる。ムム、こんなに早く歩いた事はないぞ、と必死に食らいつく私。その快調な歩みは先行登山者を何組か抜き去っていく。私はいつも牛歩の歩みなんで抜かされる事はあっても抜かしたことはほとんど皆無。なので少し快感。この日の上りは標高差300mの登りでしかなかったので、バテることもなく、昼頃には槍沢ロッジに到着。気持ちのいい天気で暑くも寒くない爽やかな風が吹くロッジ前のテラスで清涼飲料で二人でノンビリ談笑するゆる~い時間がとにかく心地よかった。

さて、問題は明日の登りだ。標高差1300mを登って槍の肩迄行くのだが、台風は今ドコ!?天気は!?今回の為に山の天気の専門サイトのヤマテン有料版の会員になったのだが、如何せん山の狭間にある槍沢ロッジは携帯の電波が安定せずせっかくの情報が取れない。困っていると、今回参加出来なかったメンバーからのメールで最新の天気情報が届いた。台風はやや西寄り(私らに近づいてる)になった。接近するのは14時頃。その後、ヤマテンの情報も山小屋から提供あり午前は晴れとの情報。よし!引き返す必要はなさそうだ、お昼までに槍の肩に着けば何とかなる!前進だ!と決めた。

翌日は朝5時に宿を出たら、小雨。あら晴れではないんだ、と仕方なくレインウエアに身を包み出発。雨は予報サイトでは9時頃には一時止むようなんで、希望を持って歩き続ける。しかし、8時過ぎに雨は小降りにはなりはしたが、森林限界を過ぎたガレ場では時々すごい強風が吹き荒れ、岩につかまり風が止むのをじっと待つ事も数回。雨と風で素手では寒く私らは岩登り用に準備してた手袋を身に着ける。まさか寒さで手袋を付ける事になるとは思ってもいなかったと二人で苦笑い。そしてガレ場を登っていくと、突然、岩に「1400」と書いた文字が表れる。これは?どういう意味なんだ?と二人クビをひねる。後1400m?いや、それは計算が合わない、じゃあ何?とモヤモヤしながら登ると、その数字は1200、1100,と徐々に減っていくので、残りの距離の事に違いない、そう気づく。だが山頂までか、山荘までか、ソコをちゃんと知りたいなぁ、とやはりモヤモヤしながら登っていく。岩しか見えない景色の中を黙々と歩き続ける二人。天気が良ければ、この進行方向の視界の先にドーン!と槍の穂先が見えていたんだろうか?目指す先には何も見えず。そして、ずっと雨なんで、途中で休憩らしい休憩はほとんど取らず、座ることも出来ない為、お弁当も食べることも叶わず、山荘に着いたら、まずご飯だ!ひたする早く着くことのみを一心に願うが、山荘まで残り600m辺りのところで、二人とも疲れはマックス。高山病かと思われるが、バテたと、この頃になると休み休み進んでいく。そして、9:30頃にやっと山荘到着!やったー!着くなりストーブの前に陣取って暖を取り槍沢ロッジで頂いた、お弁当の美味しいチラシ寿司をパクパク。そして、濡れた靴や服の後処理や、着替えをすると、後はもう何もする事はない。天気が良ければ少し休んで穂先にアタック!なんだろうが台風が近づいてる雨風の強い今日の状態ではありえない。夕飯の17時までの長~い時間を暖かい談話室で漫画の岳を読みふける二人。そして一人は15時頃には布団にくるまり眠りに入っていった。今、眠りに入ると夜寝れないんでは?と心配したのだが、心配は無用だった。夜もちゃんとスヤスヤと寝息を立てて寝入っていた。そう、その横ではずっと眠れない私がいたのだ。去年もそうだったのだが、どうやら私は3000mを超す場所では高山病で寝れないらしい。(それでも4時間ぐらいは何とか寝れた)

前夜に翌朝が雨と風が強かったら穂先へのチャレンジは諦めよう、そう確認しあっていたが、翌日、5時前に外に出てみるとガスってはいるが雨も風もない!登れる!、と喜びあう私たち。ヘルメットをレンタルして5時に出発。しかし、穂先の姿は全く見えず、前を歩く人が付けてるヘッドライトの軌跡で穂先はあっちか?とついていく。登りは私が先行して登っていくが、え!?どこに手をかける?足をどこにおく?しばし悩んでいると、後方からすかさずアドバイスしてくれ、何とか岩をよじ登っていく。岩登り好きの私ではあるが高度感あるこの岩とハシゴに緊張でドキドキ。何とか30分で山頂へ登りきった時は緊張しすぎて喉がカラカラになった。一方では常に軽やかに難なくクリアしていく。さすが元ボーイスカウト!(関係ない?)運動能力の高さを遺憾なく発揮。山頂では他の登山客が何にも周りの景色が見えないとボヤいてたが、密かに見えないのこの状態を誰よりも喜んでいたワタシ。だって高所恐怖症なんだもの。穂先の登頂すら諦めるべきか迷っていたぐらいで(高度感を感じないように)願わくばガスって何も見えない状態にな~れ!と願っていた、正にその通りになった。さて槍ヶ岳と書いてある標識の前で証拠?写真を撮り終えると、さっさと降りたかった。ごめんなさい、私は全く余裕ありませんでした、あの場所では。怖くて、早く降りたくて、会話も気もそぞろでした。そして、無事、穂先の登頂を無事やり終えた二人は山荘でホッとお茶タイム。ここで一息いれてから下山開始。しかし、山荘にいる時も、その後も全く槍の穂先は姿を表してくれずガスの中。それでもアルプスらしい雄大なカールを下っていく。しかし、槍平小屋で昼を食べてからは、延々と続く蒸し暑い樹林帯の下山道に、歩きづらい!長すぎる!文句たらたら。石ころがあると、滑って転んでいけない、と慎重に足を置く為、遅くなる。それに対して彼は忍者のように軽やかに石を飛び跳ねていく。ここでもいかんなく運動能力の高さを発揮。彼はずっと高山病で頭痛が消えずにいたが、2000mの標高になってから、やっと落ち着いてきた模様であった。槍ヶ岳の登山道だが、すごく手をいれて整備されており歩きやすい槍沢ロッジ周辺の登山道と、新穂高に向かう方はありのままの登山道との違いを感じた。彼はこっちのほとんど手つかずのありのままの登山道の方が好きとの事だったが、私は整備された歩きやすい方がいいと好みはわかれる。そして長~い登山道はやがて終わりになり、ほぼ予定通りの時間に到着し、平湯温泉で汗を流し夕飯も食べ新宿へ向けての高速バスに乗り込み山行はトラブルもなく無事終了した。実は今回の山行で槍ヶ岳の姿をただの一度も私らは見ていない!穂先には登っては来た事実はあるのだが、その実物の姿を全く見ていないって、どうなの?この魔訶不思議な体感はまるで闇鍋のような登山であった。そしてスペシャルサンクスは、今回、不参加となったメンバー。私らの後方支援部隊として、常に最新情報を送り続けてくれ、サポートをしてくれたことに感謝申し上げます。おかげ様で山行継続の判断も安心も得られた。一緒にいなくても、まるで私らと一緒に山行をしてたような連帯感があった。実質的な山行のリーダー的な心遣い、見た目そのまんまの優しい穏やかな人柄の方で、長い行程もずっと楽しく過ごせました。ありがとうございました。

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